知らなきゃ損!家族旅行におすすめの福利厚生「保養所制度」の魅力とは?

知らなきゃ損!家族旅行におすすめの福利厚生「保養所制度」の魅力とは?
知らなきゃ損!家族旅行におすすめの福利厚生「保養所制度」の魅力とは?

「家族で旅行に行きたいけれど、費用がかさむからなかなか踏み出せない」——そんな悩みを持つ会社員の方に、ぜひ知っていただきたいのが“保養所制度”です。これは、企業の福利厚生の一環として設けられている制度で、会社が所有または提携している宿泊施設を、社員やその家族が格安で利用できる仕組みです。

近年、物価や宿泊費の上昇、また家族との時間を大切にしたいという価値観の広まりから、保養所制度の利用に注目が集まっています。しかし、実際には制度を「知っているかどうか」で大きな差が生じることも事実です。本記事では、そんな保養所制度について、「家族旅行に最適な理由」「企業の制度としての実態」「実際に利用するための方法」など、会社員の方が知っておくべき情報をわかりやすく解説していきます。

さらに、現在この制度を導入していない企業の総務・人事担当者の方にも向けて、制度導入によるメリットや導入方法の基礎も紹介しています。家族との思い出作りを支える選択肢としての保養所制度——その魅力をぜひ知ってください。

《目 次》

  1. 家族旅行に「保養所」が選ばれる理由
    1-① 経済的に嬉しい!宿泊費が圧倒的に安い
    1-② 旅行先としての安心感と快適さ
  2. 実は知らない?保養所制度の仕組みと種類
    2-① 「直営型」と「提携型」の違いとは
    2-② 補助金制度との併用でさらにお得
  3. 保養所はどんな人が使える?利用対象とルール
    3-① 利用対象は「社員本人+家族」
    3-② 予約方法や利用ルールの例
  4. 家族旅行に「保養所」が選ばれる理由
    4-① 宿泊費を大幅に抑えられる
    4-② 家族で安心して利用できる環境
    4-③ プライベート感がある滞在体験
  5. 企業側から見た「保養所制度」の意義とメリット
    5-① 従業員満足度と定着率の向上
    5-② 健康経営の実現につながる
  6. 保養所をもっと身近に活用するために
    6-① 社内制度の再確認からはじめよう
    6-② 周囲に使っている人がいなくても気にしない
    6-③ 定期的な情報チェックでお得を逃さない
  7. まとめ 〜家族旅行に「保養所」を活用するという賢い選択〜
家族旅行に「保養所」が選ばれる理由

1. 家族旅行に「保養所」が選ばれる理由

1-① 経済的に嬉しい!宿泊費が圧倒的に安い

家族旅行を計画する際、誰もが一度は頭を悩ませるのが「費用」です。宿泊、交通、食事、レジャー——家族全員分を合算すると、旅行費用はあっという間に高額になります。そんな中、注目を集めているのが、会社員の方が利用できる「保養所制度」です。

保養所とは、企業や団体(健康保険組合、共済組合など)が従業員やその家族のために用意している宿泊施設のこと。施設そのものを自社で保有している場合もあれば、外部の旅館やホテルと契約して従業員が優待価格で泊まれるようにしているケースもあります。

この制度を利用すると、一般の宿泊施設よりも大幅に安く旅行することが可能になります。例えば、通常1泊1人15,000円の旅館に、保養所利用で5,000円割引で泊まれることも珍しくありません。家族4人で2泊すれば、単純計算で40,000円近くの差になります。食事付きのプランも多数あり、費用対効果の高い旅行が実現できるのです。

これはまさに「知っているかどうか」で大きな差が出るポイントです。保養所制度を活用するだけで、毎年の家族旅行がより実現しやすくなります。

1-② 旅行先としての安心感と快適さ

「価格が安いなら、それなりのクオリティなのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、保養所というのは、企業が従業員の福利厚生として用意しているため、安全性・清潔感・快適さを非常に重視して運営されています。

運営管理は、信頼できる運営委託会社や旅館運営会社が担当している場合もあり、そのような保養所では、設備のメンテナンスやスタッフ教育も行き届いています。客室は広く、家族での宿泊に最適な和室や和洋室タイプが主流。施設内にはキッズスペース、大浴場、売店、レストランなどが併設されているケースも多く、ホテルと同等、あるいはそれ以上の快適さを提供していることもあります。

さらに、保養所が立地する場所は、観光地や温泉地など魅力的なエリアが多く、旅行先としても申し分ありません。箱根、伊豆、軽井沢、那須、白浜、湯布院、阿蘇など、全国の人気観光エリアに企業の保養所が点在しており、週末や長期休暇を利用しての家族旅行にぴったりです。

また、一般のお客様がいない「社員専用施設」では、騒がしさもなく、ゆったりとした時間を過ごすことができるのも魅力です。小さなお子様連れの家族にとって、「周囲に気兼ねなく過ごせる環境」は非常に重要なポイントです。

2. 実は知らない?保養所制度の仕組みと種類

「自然豊かな場所」のイメージ

2-① 「直営型」と「提携型」の違いとは

保養所制度は、一言でいえば「福利厚生として利用できる宿泊施設の制度」ですが、その運用スタイルには大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつは企業が所有・運営する「直営型」、もうひとつは外部施設と契約を結んで従業員が優待利用できる「提携型」です。

直営型保養所は、企業が土地や建物を所有し、直接運営または運営委託会社に委ねて従業員向けにサービスを提供する形です。自社専用の施設であるため、予約枠の確保がしやすく、設備やサービスの設計にも企業の方針が反映されています。従業員からの満足度も高く、企業文化の一環として運用されることもあります。

一方で、提携型保養所は、企業が旅館・ホテルチェーンなどと契約を交わし、宿泊料金の一部補助や特別価格での利用ができる制度です。複数の宿泊施設から選べる柔軟性があり、全国どこでも使える利便性があります。直営型に比べて導入のハードルが低く、中小企業やベンチャー企業でも取り入れやすいのが特徴です。

従業員にとっては、どちらの形式であっても「通常より安く、質の良い施設を家族で利用できる」という点で非常に魅力的な制度です。

2-② 補助金制度との併用でさらにお得

そして企業によっては、保養所利用に加えて、宿泊費の補助金制度を設けている場合もあります。これは、一定の回数・金額まで企業が宿泊費の一部を負担してくれる仕組みです。

たとえば、年に1回まで家族全員分の宿泊費を1泊あたり5,000円まで会社が負担する制度や、交通費の一部を補助してくれるケースもあります。これらを上手に利用すれば、実質的な家族旅行の負担を大幅に軽減できます。

企業の福利厚生サイトや社内イントラネットに詳細が載っていることが多いので、「保養所」や「宿泊補助」などのキーワードで一度調べてみると良いでしょう。利用申請の流れも簡単にしている企業が多く、オンライン予約フォームや申請書の提出だけで済むことがほとんどです。

当社が運営するポータルサイト “お宿ねっと”

当社では、どなたでもご宿泊いただけるタイプの保養施設を多数運営しています。その中でも、滞在期間中は追加料金を気にせずに飲食やアクティビティ等をご利用いただける、独自のオールインクルーシブ・サービス『まるごとおもてなしⓇ』を提供している施設もあり、ご好評をいただいております。これらの施設は、当社が運営するポータルサイト “お宿ねっと” で紹介しています。こちらのサイトもご覧ください。

“お宿ねっと”公式サイトはこちら!

3. 保養所はどんな人が使える?利用対象とルール

3-① 利用対象は「社員本人+家族」

保養所制度の最大の特徴のひとつが、従業員だけでなく家族も利用対象となる点です。企業によって多少の違いはあるものの、一般的には以下のような人が利用可能です。

  • 正社員、契約社員、派遣社員(会社が対象としている場合)
  • 配偶者
  • 子ども(年齢制限ありの場合も)
  • 両親(扶養条件付きで認められる場合も)

このように、三世代での旅行も可能となるケースがあるため、家族の記念日や長期休暇に非常に便利です。小さなお子様がいる家庭では、両親や祖父母と一緒に旅行することで、子どもの面倒を見てもらいながらゆっくりくつろぐ時間も作れます。

3-② 予約方法や利用ルールの例

保養所の予約方法は、直営・提携に関わらず企業によって異なりますが、主に以下のような方法が一般的です。

  • 社内専用の予約サイトまたは申込書で申請
  • 利用者本人の社員番号や所属部署の記入が必要
  • 繁忙期は抽選制になることもある
  • 年間の利用回数や日数に上限がある

また、利用時には会社の名義での予約が必要になる場合も多く、宿泊先で本人確認を行うケースもあるため、社員証や身分証明書を持参すると安心です。

最近では、福利厚生代行会社が提供するサービスを通じて、Web予約や即時空室確認が可能になっている企業も増えており、以前よりもずっと使いやすくなっています。

4. 家族旅行に「保養所」が選ばれる理由

4-① 宿泊費を大幅に抑えられる

保養所が家族旅行に選ばれる最大の理由は、宿泊費を大幅に節約できる点にあります。直営型の場合、1泊2食付きで1人あたり数千円ということも珍しくありません。提携型でも、市価の30〜50%割引で泊まれる場合があります。

特に、小さなお子さまを連れての家族旅行では、宿泊費が家計を圧迫する要因になりがちです。ところが、保養所を活用すれば、宿泊そのものが福利厚生の一環であるため、費用面の負担が格段に軽減されます。これにより、「行きたいけど高くて諦めていた旅行」が実現しやすくなり、旅行頻度も自然と増えるのです。また、一般的な宿泊施設では別料金になることが多い子ども用の布団や食事が、保養所では基本料金に含まれているケースも多く、トータルコストを抑えた旅行が可能になります。

4-② 家族で安心して利用できる環境

保養所は、企業の従業員とその家族が主な利用者であるため、安心して利用できる雰囲気が整っています。たとえば、子どもが多少騒いでも寛容な雰囲気があり、食事や設備もファミリー向けに設計されていることが多いです。

施設によっては、以下のようなサービスが提供されています。

  • ベビーベッドやおむつ交換台の貸し出し
  • キッズスペースの設置
  • アレルギー対応の食事オプション
  • 子ども用アメニティ(歯ブラシ・スリッパなど)の用意

これらの設備や配慮は、一般のビジネスホテルや高級旅館では必ずしも整っていない場合もあるため、小さな子ども連れの家庭にとっては大きな安心材料になります。

4-③ プライベート感がある滞在体験

直営型保養所では、企業が自社従業員のためだけに施設を用意しているため、宿泊者の顔ぶれがある程度限定されており、プライベート感のある滞在が可能です。

混雑する大型ホテルとは違い、ゆったりとした空間設計、静かな環境、予約枠の調整など、利用者にとってストレスの少ない環境が魅力です。リゾート地に立地している施設も多く、四季折々の自然に触れながら、心と身体をリフレッシュできます。

5. 企業側から見た「保養所制度」の意義とメリット

5-① 従業員満足度と定着率の向上

福利厚生として保養所制度を導入することは、企業にとっても大きなメリットがあります。なかでも顕著なのは、従業員満足度の向上です。

家族との時間を大切にしたいというニーズは、多くの働き手に共通しています。そのため、保養所制度は「家族サービスができる企業」というポジティブなイメージにつながり、結果的に従業員のモチベーションや会社への愛着を高める要因となります。また、保養所を利用した家族旅行は、SNSや口コミなどで社外にも広がりやすく、「福利厚生が充実した企業」としての採用ブランディングにも効果を発揮します。

5-② 健康経営の実現につながる

近年注目されている「健康経営」の観点からも、保養所制度は非常に有効です。社員がリフレッシュする機会を持ち、ワークライフバランスを実現するための手段として、保養所の存在は大きな意味を持ちます。

精神的・肉体的な健康をサポートすることで、生産性の向上や医療費の削減、休職率の低下といった副次的効果も見込めるため、経営的視点から見ても合理的な投資といえるでしょう。

6. 保養所をもっと身近に活用するために

6-① 社内制度の再確認からはじめよう

意外と知られていないのが、「自社に保養所制度があることを知らない」という社員が多いことです。社内報や福利厚生ガイド、イントラネットなどを改めて確認し、自社にどんな宿泊制度があるのかを把握しておくことが第一歩です。

もし情報が不足している場合は、人事部や総務部に相談することで、予約方法や補助金の仕組み、利用回数の制限などについて詳しく教えてもらえるはずです。

6-② 周囲に使っている人がいなくても気にしない

「保養所って堅苦しそう」「誰も使っていないのでは?」という理由で、利用をためらう人もいますが、それは非常にもったいないことです。

むしろ、使ってみた人からは「こんなに快適ならもっと早く使えばよかった」「こんなに安くていいの?」という驚きの声も多く聞かれます。初回は多少手続きが面倒に感じるかもしれませんが、一度利用すればその価値を実感できるはずです。

6-③ 定期的な情報チェックでお得を逃さない

保養所はシーズンごとにキャンペーンを実施していたり、新たな提携先が増えていたりするため、定期的な情報チェックが大切です。メールマガジンや社内掲示板、専用ポータルなどを活用し、最新情報を把握するよう心がけましょう。

7. まとめ 〜家族旅行に「保養所」を活用するという賢い選択〜

家族旅行をもっと気軽に楽しみたい、そんな思いを抱える多くの会社員にとって、「保養所」は理想的な選択肢のひとつです。
費用を抑えながらも安心して泊まれる環境、子ども連れにもやさしい配慮、そして会社が用意しているという信頼感。これらすべてが揃っている保養所は、「コスパ」と「快適さ」を両立させたい家庭にとって強力な味方になります。

実際に、宿泊費を抑えた分を観光や食事に回せるなど、旅の充実度を上げるという意味でも、保養所の活用は大きなメリットをもたらします。また、仕事と家庭の両立に忙しい現代の会社員にとって、福利厚生制度としての保養所は、まさに“使わない手はない”存在です。

とはいえ、保養所の存在を知らなかったり、知っていても「使い方がわからない」「申請が面倒そう」といった理由で敬遠している方も少なくありません。しかし一度利用してみれば、その便利さと快適さにきっと驚かれるはずです。

今や、家族旅行の新たなスタンダードとして「保養所」を活用する時代です。これを機に、自社の制度を見直し、次の家族旅行にはぜひ保養所を活用してみてください。家族との思い出がさらに豊かになるだけでなく、会社の制度を上手に使うという意識が、あなた自身の生活をより充実させてくれるはずです。

当社が運営するポータルサイト “お宿ねっと”

当社では、どなたでもご宿泊いただけるタイプの保養施設を多数運営しています。その中でも、滞在期間中は追加料金を気にせずに飲食やアクティビティ等をご利用いただける、独自のオールインクルーシブ・サービス『まるごとおもてなしⓇ』を提供している施設もあり、ご好評をいただいております。これらの施設は、当社が運営するポータルサイト “お宿ねっと” で紹介しています。こちらのサイトもご覧ください。

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