全国ご当地グルメ食べ歩き旅!人気観光地をご紹介

全国ご当地グルメ食べ歩き旅!人気観光地をご紹介
全国ご当地グルメ食べ歩き旅!人気観光地をご紹介

全国各地の食文化を堪能する、ご当地グルメの旅へ出かけましょう! 郷土愛に溢れた名物料理やB級グルメの数々は、旅の醍醐味と言えるでしょう。 そこで今回は、北海道から沖縄まで、各地方の特色ある代表的な人気グルメをご紹介します。また、『ご当地グルメ』を堪能できる宿も、できる限りご紹介していきますのでお楽しみに!食を通じて、日本の豊かな食文化を体験してみましょう!

《目 次》

  1. 日本各地のご当地グルメ
    1-①地域別の人気グルメ一覧
  2. 【北海道・東北地方】
    2-①【北海道】北海道は食材の宝庫!人気グルメも豊富!
     2-①-1. 地元民も愛するスタミナフード!ジンギスカンの魅力
     2-①-2. 北海道でカレーと言えば『スープカレー』
    2-②【岩手県】ご当地グルメが観光スポットにもなる
     2-②-1. キムチとの相性抜群!盛岡冷麺の魅力
     2-②-2. 今では観光スポットにもなっている「わんこそば」

    2-③【宮城県】牛たんの魅力
    2-④【秋田県】きりたんぽに稲庭うどん
     2-④-1. 米どころ秋田といえば「きりたんぽ鍋」
     2-④-2. 日本三大うどんの一つ稲庭うどん

    2-⑤【福島県】喜多方ラーメンの魅力
     2-⑤-1. 名物「朝ラー」も食べよう!喜多方ラーメン
  3. 【関東地方】
    3-①【栃木県】ヘルシーで飽きない味!宇都宮餃子Ⓡの魅力
    3-②【群馬県】上州牛すき焼きの魅力

    3-③【茨城県】あんこう鍋の魅力
  4. 【北陸・中部地方】
    4-①【富山県】新鮮な海の幸からB級グルメまで
     4-①-1. 富山湾の宝石『白えび』
     4-①-2. ガッツリ系ラーメン!富山ブラックラーメンの魅力
    4-②【石川県】新鮮な海の幸!能登丼の魅力
    4-③【岐阜県】飛騨牛の魅力
    4-④【愛知県】B級グルメの宝庫
     4-④-1. 愛知名物手羽先の定番居酒屋メニュー
  5. 【近畿・中国地方】
    5-①【京都府】京都と言えば『おばんざい』
    5-②【大阪府】「粉もん天国」大阪
    5-③【兵庫県】「関西の牛肉王国」兵庫、姫路おでんも魅力的
     5-③-1. 但馬牛に神戸牛、三田牛などブランド牛の宝庫
     5-③-2. 地酒との相性抜群!生姜醤油で食べる姫路おでん
    5-④【和歌山県】和歌山ラーメンの魅力に迫る

    5-⑤【広島県】名産の牡蠣や広島風お好み焼きの魅力
     5-⑤-1. いわずと知れた広島産の牡蠣料理
     5-⑤-2. 野菜満載!広島県の広島風お好み焼きの魅力

    5-⑥【山口県】下関ふくの魅力
     5-⑥-1. 多彩なふく料理!
  6. 【四国地方】
    6-①【徳島県】徳島ラーメンの魅力
    6-②【香川県】讃岐うどんの魅力
     6-②-1. シコシコ食感!弘法大師が伝承した?香川名物「讃岐うどん」

    6-③【愛媛県】宇和島鯛めしの魅力
    6-④【高知県】かつおの魅力
  7. 【九州・沖縄地方】
    7-①【福岡県】博多を中心に人気グルメが豊富
     7-①-1. 白濁スープの水炊きやもつ鍋の魅力

    7-②【長崎県】長崎県のB級グルメで地元体験
     7-②-1. ちゃんぽんに佐世保バーガー、豊富なB級グルメ

    7-③【熊本県】馬肉生産量一位の熊本県
     7-③-1. 上品な味!熊本県の馬刺しの魅力
    7-④【大分県】関あじ・関さば、海の幸の魅力

    7-⑤【沖縄県】豚肉文化『沖縄』の魅力
  8. まとめ

1. 日本各地のご当地グルメ

日本は四季折々の豊かな自然と、地域ごとに特色ある食文化に恵まれた国です。旅先で出会うご当地グルメは、その土地ならではの歴史や風土を反映した、まさに旅の醍醐味と言えるでしょう。今回は、全国各地の魅力的なご当地グルメをご紹介します。
旅先を決める目的に一つに、そこで出会あえるご当地グルメを入れてみるのも、いいアイデアかもしれませんよ。

1-①地域別の人気グルメ一覧

日本各地には、その土地ならではの特色あるグルメが数多く存在します。また、同じ料理でも地域によって味付けや盛り付けなど違いがあることも多く、それらを合わせるとメニューは無数に広がります。ではまず、各地で人気のグルメの一例を、地域別に簡単にご紹介しましょう。

<代表的な人気ご当地グルメ>

  • 北海道:ジンギスカン、スープカレー
  • 岩手県:盛岡冷麺、わんこそば
  • 宮城県:牛たん、はらこ飯
  • 秋田県:きりたんぽ鍋、稲庭うどん
  • 福島県:喜多方ラーメン、ソースカツ丼
  • 栃木県:宇都宮餃子Ⓡ、佐野ラーメン
  • 群馬県:上州牛、水沢うどん、焼きまんじゅう
  • 茨城県:あんこう鍋、納豆
  • 千葉県:蛤料理、落花生料理
  • 神奈川県:湘南しらす、横浜家系ラーメン
  • 富山県:白えび、富山ブラックラーメン
  • 石川県:能登丼、加賀野菜
  • 福井県:越前がに、おろしそば
  • 岐阜県:飛騨牛、朴葉味噌
  • 愛知県:手羽先、味噌カツ
  • 京都府:湯豆腐、京漬物
  • 大阪府:たこ焼き、お好み焼き
  • 兵庫県:ブランド牛、姫路おでん、明石焼き
  • 三重県:松阪牛、伊勢うどん
  • 和歌山県:和歌山ラーメン、紀州梅干
  • 岡山県:岡山カレー、ままかり寿司
  • 広島県:牡蠣料理、広島風お好み焼き
  • 山口県:下関フグ、瓦そば
  • 徳島県:徳島ラーメン、すだち
  • 香川県:讃岐うどん、骨付鳥
  • 愛媛県:宇和島鯛めし、じゃこ天
  • 高知県:かつおのたたき、皿鉢料理
  • 福岡県:もつ鍋、水炊き
  • 長崎県:ちゃんぽん、佐世保バーガー
  • 熊本県:馬刺し、いきなり団子
  • 大分県:関アジ、関サバ、とり天
  • 沖縄県:ラフテー、沖縄そば、ゴーヤチャンプル

これらのグルメを巡りながら、各地域の文化や歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

2. 【北海道・東北地方】

北海道ご当地グルメのジンギスカン
※画像はイメージです。

2-①【北海道】北海道は食材の宝庫!人気グルメも豊富!

北海道はまさに食材の宝庫!広大な大地と豊かな海から、新鮮で美味しい食材が日々生まれています。そんな北海道には、絶品グルメもたくさん揃っています。まずは、北海道の人気グルメをご紹介しましょう。

2-①-1. 地元民も愛するスタミナフード!ジンギスカンの魅力

ジンギスカンのイメージ
※画像はイメージです。

北海道を代表するグルメ料理として、まず思い浮かべるのは『ジンギスカン』という方も多いと思います。道民にとっては、ソウルフードともいえる存在で、ジンギスカンを食べない週末は考えられないという人も少なくないと言います。

ジンギスカンの魅力は、なんといってもその美味しさにあります。新鮮な羊肉はクセが少なく、柔らかくジューシー。野菜と一緒に焼けば、肉の旨味と野菜の甘みが相まって、何枚でも食べられてしまいます。また、ジンギスカン鍋の形状により、余分な脂が落ちるため、ヘルシーに美味しくいただけます。

さらに、味付けも定番のタレにつけて食べるのはもちろん、塩コショウや味噌ダレなど、様々な味で楽しむことができます。

ジンギスカンは栄養価の高い料理です。羊肉はタンパク質が豊富で、鉄分やビタミンB群もたっぷり含まれています。野菜と一緒に食べれば、バランスの取れた食事にもなります。

ぜひ、北海道を訪れた際には、ジンギスカンを味わってみてください。

2-①-2. 北海道でカレーと言えば『スープカレー』

次にご紹介する北海道グルメは、近年全国的に人気を集めている「スープカレー」です。

一般的なカレーとは異なり、スープカレーはサラサラとしたスープ状のルーが特徴。野菜や肉などの具材がたっぷり入っていて、スパイスが効いたスープと共にいただきます。

札幌市を中心に広まったご当地グルメ「スープカレー」
※画像はイメージです。

スープカレーのルーツは、札幌市のスープカレー専門店「薬膳カリィ本舗アジャンタ」にあります。1980年代に創業した「アジャンタ」は、インドカレーをベースにしたスープカレーを開発し、瞬く間に人気店となりました。

その後、スープカレーは札幌市を中心に北海道全域に広がり、今では北海道を代表するグルメの一つとなっています。今では、札幌市内に200店舗以上ものスープカレー専門店があると言われております。

各店舗によって、スープや具材、スパイスの種類などが異なり、個性のあるスープカレーを提供しています。

他にも、北海道には美味しいグルメがたくさんあります。北海道旅行の際には、ぜひ色々なグルメを味わってみてください。

2-②【岩手県】ご当地グルメが観光スポットにもなる

岩手県は、豊かな自然と歴史が息づく東北地方に位置しています。近年では、その風光明媚な観光名所だけではなく、岩手県が持つ魅力的な『ご当地グルメ』が、観光スポットとしても注目を集めています。

2-②-1. キムチとの相性抜群!盛岡冷麺の魅力

盛岡市発祥のご当地グルメ「盛岡冷麵」
※画像はイメージです。

岩手県のご当地グルメ、一品目は「盛岡冷麵」です。この料理は盛岡市発祥の伝統的な料理です。冷たく締めた麺に透き通ったスープ、具材としてキムチやキュウリ、ゆで卵などが添えられ、暑い夏にぴったりの料理として親しまれています。

その特徴は、何といっても『麺』。盛岡冷麺は、日本人の味覚に合わせて小麦粉とでんぷんを配合した生地で製麵されており、コシの強いもちもちとした食感と喉ごし、そして噛むほどに小麦の風味が感じられる麺に仕上がっています。

その麵に合わせるスープは、牛骨と鶏がらから出汁をとったあっさりとした冷製スープ。冷たく締めたコシの強い麺の良さを、さらに引き立ててくれます。

さらに具材には、きゅうりやトマトなどの野菜やスイカや梨などの果物を口直しに付け合せられることが多いですが、盛岡冷麺には必ず『キムチ』が添えられます。 透明なあっさりとしたスープに、コシの強いツルツルとした麺が絡み合い、キムチの辛味と酸味がアクセントとなり、食欲をそそります。焼肉店だけでなく、盛岡冷麺専門店も増えてきているので、ぜひ足を運んでみてください。

2-②-2. 今では観光スポットにもなっている「わんこそば」

観光スポットにもなている「わんこそば」
※画像はイメージです。

次にご紹介する岩手のご当地グルメは、「わんこそば」。今では多くの観光客がチャレンジを楽しむ名物として定着していますが、そもそもどのような料理なのでしょうか。

わんこそばは、直径5センチほどの小さな椀に盛ったそばを、次から次へと給仕さんがよそってくれる伝統料理です。食べ終わる前に次の椀が提供され、「はい、どっこいしょ」の掛け声とともにどんどんと蕎麦が盛られていきます。制限時間内に何杯食べられるかを競うのが一般的で、100杯を超える猛者もいるとか。

江戸時代に盛岡藩の庶民の間から始まったとされるわんこそばは、もともと農作業の合間に腹持ちを良くするために考えられました。小分けにして食べることで腹持ちが良くなるだけでなく、会話も弾んで楽しい食事時間となるのが魅力です。

現在では、観光客向けのわんこそば店も多く存在し、伝統的な作法やルールを学びながら挑戦できます。岩手旅行の際には、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

岩手県のご当地グルメは、その土地ならではの食材や伝統が活かされ、地元の人々に愛される味です。盛岡冷麺やわんこそば以外にも、さまざまな名物料理があります。ぜひ、岩手を訪れて、おいしいグルメを堪能しながら、その魅力を体感してください。

2-③【宮城県】牛たんの魅力

仙台のご当地グルメ「牛たん」
※画像はイメージです。

東北地方のご当地グルメとして、「仙台の牛たん」は欠かせないでしょう。宮城県仙台市は、牛たん発祥の地として知られ、市内には数多くの牛たん専門店が軒を連ねています。

牛たんの魅力はなんといっても、その柔らかくジューシーな食感。牛の舌は非常に繊細で、熟練の職人が丁寧に仕込んだ牛たんは、噛むほどに旨味が溢れ出します。また、炭火で焼いた香ばしさもたまらないポイント。味付けも塩、たれ、味噌と複数楽しめ、また、わさびやレモンなどの薬味とともに、さまざまな味で楽しむことができるのも牛たんの魅力の一つです。

牛たん定食
※画像はイメージです。

そして、何といっても仙台の牛たんは、「厚切り」が主流なところも魅力です。食べ応えがあるだけでなく、肉の旨味をしっかりと味わうことができます。牛たん定食には、麦飯、テールスープ、漬物がついているのが一般的。テールスープは、牛テールから長時間煮出したコクのあるスープで、牛たんとの相性も抜群です。

宮城県を訪れたら、ぜひ本場の牛たんを味わってみてください。きっと忘れられないグルメ体験となるでしょう。

2-④【秋田県】きりたんぽに稲庭うどん

秋田県のご当地グルメ「きりたんぽ」
※画像はイメージです。

続いてご紹介するのは、米どころ秋田県。秋田の食の旅は、きりたんぽ鍋と稲庭うどん、この二大名物を味わうことから始まります。この地で育まれた伝統の味を、ぜひ覚えておいてください。

2-④-1. 米どころ秋田といえば「きりたんぽ鍋」

秋田県の郷土料理として知られる「きりたんぽ鍋」。比内地鶏や野菜などと一緒に、秋田名物のきりたんぽを味噌仕立てのスープで煮込んだ料理です。

秋田のご当地グルメ「きりたんぽ鍋」
※画像はイメージです。

きりたんぽの起源には諸説ありますが、米をすりつぶして棒に握りつけ、炭火で香ばしく焼いたものを、秋田県では「たんぽ」と呼んでいます。そのたんぽを切って具材と一緒に煮込んだ料理が、きりたんぽ鍋です。味噌仕立てのスープは、きりたんぽの香ばしさを引き立て、さらに比内地鶏や野菜の旨味も加わり、奥深い味わいです。

きりたんぽ鍋は、秋田の郷土料理として人気を集めており、家庭料理としてはもちろん、レストランや居酒屋でも味わうことができます。

2-④-2. 日本三大うどんの一つ稲庭うどん

日本三大うどんといわれる「稲庭うどん」
※画像はイメージです。

もう一つの秋田名物といえば、稲庭うどんです。その歴史は古く、江戸時代にはすでに「知る人ぞ知る逸品」として知れ渡っていたとも言われており、当時は殿様への献上品だったとも言われています。その当時の伝統的な製法が今も受け継がれ、丁寧に作られた稲庭うどんは、日本三大うどんの一つに数えられています。

この手作業による職人技と手間をかけて作り上げた稲庭うどんは、五感を刺激するうどんとも称されています。小麦粉に塩水を混ぜて練った生地を、「手綯(てな)い」という製法で麺を2本のさおに8の字にかけ、120cm程度になるまでのばし、さらに乾燥させて完成した麺は独特のコシの強さを感じる食感が特徴。また、そうめんのようなその製法による麺は、見た目にも美しい細めの平麺で、口に入れた瞬間の舌に感じるなめらかさと喉ごしの良さも絶品です。

しっかりとした小麦の風味と「つるしこ」食感が味わえるが人気の秘訣です。

乾麵の稲庭うどん
※画像はイメージです。

また、稲庭うどんは乾麺であることも特徴の一つです。乾麺にすることで、保存性が高まり、いつでもおいしく食べられるようになります。

そんな稲庭うどんのオススメの食べ方は、やはり「ざるうどん」ではないでしょうか。つけつゆは、醤油ベースや胡麻ベースなど、お好みで選ぶことができるお店が多いようです。

秋田県を訪れた際には、ぜひ稲庭うどんを味わってみてください。そのつるっとした食感と、小麦の風味が忘れられないものになるでしょう。

2-⑤【福島県】喜多方ラーメンの魅力

うどんに続いてご紹介するご当地グルメは、麺料理つながりで「ラーメン」です。皆さんもご存知の通り、ラーメンは日本全国に「ご当地ラーメン」と呼ばれる個性的なメニューが存在しています。東北地方にもいくつもの「ご当地ラーメン」があるのですが、ここでご紹介するのは福島県喜多方市のソウルフードである「喜多方ラーメン」です。

そもそも喜多方ラーメンの始まりは、大正末期から昭和初期に市内で営業されていた、支那そばのチャルメラ屋台が発祥と言われています。その後、醤油や味噌などの醸造業が盛んだった「蔵のまち喜多方」に広まったとされています。今では、市内に100軒以上ものラーメン店がひしめき合っています。

福島県喜多方市のご当地グルメ「喜多方ラーメン」
※画像はイメージです。

喜多方ラーメンの特徴は、まず平打ち熟成多加水麺と呼ばれる「中太ちぢれ麺」です。そのモッチリとした食感が人気を呼び、その麺に合わせる醤油ベースのあっさりとしたスープとよくマッチしています。また、メンマやねぎなどトッピングの具材もいろいろありますが、一般的に有名な喜多方ラーメンのイメージではトロッと柔らかく煮込んだ豚ばらチャーシューでしょう。そのボリューム満点のラーメンも、麵とスープと具材の絶妙なバランスにより、意外とペロッと完食できてしまうのも、喜多方ラーメンの魅力です。

今では、塩味や味噌味、背脂チャッチャ系など多種多様なスープのラーメン店も出てきており、ラーメンにチャーシュー麵、ワンタン麵などメニューも豊富になっています。自分好みの喜多方ラーメンを見つけてみるのも楽しいですよ。

2-⑤-1. 名物「朝ラー」も食べよう!喜多方ラーメン

そんな、進化を続けている喜多方ラーメン。実は、朝7時や8時から営業を開始している店舗も多くあり、「朝ラー」と呼ばれる朝ラーメン文化が根付いてるのも喜多方の特徴と言えます。

ラーメンがお好きな方でしたら、是非、喜多方へグルメ旅行に行かれた際には、朝から「ラーメン店はしご」を試してみてはいかがでしょうか。

喜多方ラーメンは、日本三大ラーメンの一つに数えられるほどの人気があり、全国各地から多くの観光客が訪れます。朝ラーを体験したり、自分好みの喜多方ラーメンを探したりと、様々な方法で楽しんでみてください。

3.【関東地方】

日本全国、いや世界各国のグルメが集結していると言われる日本の首都・東京。その東京都を要する関東地方にも、まだまだ美味しいご当地グルメがあります。

ここでは北関東を中心に、ご当地グルメをします。

3-①【栃木県】ヘルシーで飽きない味!宇都宮餃子Ⓡの魅力

宇都宮市は、栃木県のほぼ中央に位置する県庁所在地です。その宇都宮市は、ご当地グルメの餃子が有名で、市内には多くの餃子店があります。毎年、餃子の年間消費量で全国一位を争うほど、県民に愛されているご当地グルメです。

宇都宮餃子Ⓡの歴史には諸説ありますが、戦後、中国から引き揚げてきた人たちが宇都宮市内で餃子を販売したのが始まりと言われています。

栃木県のご当地グルメといえば「宇都宮餃子Ⓡ」
※画像はイメージです。

宇都宮餃子Ⓡの魅力は、その特徴的な焦げ目とジューシーな餡にあります。薄皮の餃子を高温で焼いて焦げ目が付けられた表面は、パリッとした食感が楽しめます。そして餡は、豚肉、野菜、調味料を混ぜ合わせて作られますが、他の餃子と違って野菜が多めに使用され、ニンニクも控えめなのが特徴です。そのため餡は、野菜の甘味や旨味が溢れ出てジューシーで、深いコクがあります。

さらに、宇都宮餃子Ⓡはバリエーションも豊富です。お店によって餡の配合や焼き方が異なるため、食べ比べを楽しむことができます。定番の焼き餃子はもちろん、水餃子や揚げ餃子など、さまざまなスタイルで楽しむことができます。また、宇都宮餃子会が認定した「宇都宮餃子Ⓡ」は、厳しい基準を満たした餃子のみが名乗ることができる称号です。認定を受けた餃子は、品質とおいしさが保証されているため、安心して楽しむことができます。

ヘルシーで飽きのこない味、そして豊富なバリエーションが魅力の宇都宮餃子Ⓡ。宇都宮を訪れた際には、ぜひ味わってみてください。

3-②【群馬県】上州牛すき焼きの魅力

群馬県民に愛されるご当地グルメ「すき焼き」
※画像はイメージです。

続いては、お隣の群馬県。群馬にも、県民に愛される伝統的な郷土料理が数多く存在します。その中でも、すき焼きは群馬を代表する食文化として全国的に有名です。

群馬のすき焼きは、上質な和牛と地元産の新鮮な野菜をふんだんに使い、割り下が命とされています。一般的に関東風といわれる割り下は、砂糖やみりんを多めに加え、甘辛く濃厚な味わいが特徴です。

地元の食材にこだわり、群馬県産の松茸や舞茸などのキノコ類、地元特産のブランド牛「上州牛」、下仁田ネギなどを用いることで、より一層深い味わいを生み出しています。また、すき焼きに欠かせない卵は、赤城山麓で育まれた新鮮なものが使用されることが多く、まろやかさとコクのある味わいが魅力です。

群馬のすき焼きは、単なる料理ではなく、家族や友人と囲む食卓を彩る大切な文化です。地元の人々にとって、特別な日のごちそうとして親しまれており、世代を超えて受け継がれてきた伝統の味として大切にされています。

群馬を訪れた際には、ぜひ本場のすき焼きを味わってみてはいかがでしょうか。地元の食材が織りなすハーモニーと、群馬の食文化の奥深さを体感できるでしょう。

3-③【茨城県】あんこう鍋の魅力

もう一つの北関東県、茨城県にも有名な郷土料理があります。その中でも、冬の味覚として名高いのが「あんこう鍋」です。

茨城県の冬の名物「あんこう鍋」
※画像はイメージです。

あんこう鍋は、あんこうと呼ばれる魚を使った鍋料理で、茨城県北部の漁港で水揚げされるあんこうを使用します。あんこうは全身がゼラチン質に覆われており、煮込むほどにとろりとした食感が楽しめるのが特徴です。鍋には、あんこうの身だけでなく、あん肝と呼ばれる肝臓や、皮、胃袋など様々な部位が使われます。それぞれの部位が異なる食感と味わいを持ち、飽きることなく楽しめます。

あんこう鍋は、茨城県内の多くの飲食店で提供されていますが、中でもひたちなか市や大洗町は、あんこう料理の専門店が軒を連ねています。これらの地域では、毎年冬になると「あんこう祭り」が開催され、あんこう鍋を目当てに多くの観光客が訪れます。

あんこう鍋以外にも、茨城県には魅力的な郷土料理がたくさんあります。例えば、納豆、干しいも、里芋など、茨城県は豊かな自然環境を生かした伝統的な食文化が色濃く残っています。これらの郷土料理は、茨城県民の生活に密接に関わっており、その土地ならではの味わいを堪能することができます。

もし茨城県を訪れる機会があれば、ぜひあんこう鍋をはじめとした郷土料理を味わってみてはいかがでしょうか。

当社も関東地方で複数の宿泊施設を運営しており、ご当地に根付いた美味しいお料理をご用意しております。詳しくは、下のバナーから「当社の実績ページ」をご覧ください。また、当社が運営している宿紹介ポータルサイト“お宿ねっと”でも、ご当地グルメが楽しめる宿をご紹介しております。是非そちらもご参考にしてください。

当社の実績
本サイト【当社の実績】ページはこちらから!
絶品グルメを味わいたい|お宿ねっと
地産地消にこだわったご当地グルメを味わえる宿 by “お宿ねっと”

4. 【北陸・中部地方】

北陸・中部地方は、日本海側に位置する富山県、石川県、新潟県、福井県と、内陸部の岐阜県、愛知県、長野県、静岡県からなる8つの県で構成されています。豊かな自然と歴史文化に恵まれ、食の宝庫としても知られています。

このエリアには、新鮮な海の幸やB級グルメなど、様々なご当地グルメが満載です。ぜひ、北陸・中部地方へ訪れて、絶品のご当地グルメを味わってみてください。

4-①【富山県】新鮮な海の幸からB級グルメまで

富山湾の豊かな海の幸を存分に味わうなら、まずは宝石のように輝く「白えび」は外せません。繊細な甘みとプリプリの食感がたまらない逸品です。富山ブラックラーメンは、真っ黒なスープが特徴のガッツリ系ラーメン。見た目とは裏腹に、意外とあっさりとした味わいで、富山県民に愛されるソウルフードとなっています。この他にも、ホタルイカの沖漬けや氷見牛など、富山県には魅力的なグルメが満載です。食べ歩き旅で、富山県の食の魅力を満喫しましょう!

4-①-1. 富山湾の宝石『白えび』

富山湾の宝石「白えび」
※画像はイメージです。

白えびは、富山湾でしか獲れない貴重なエビです。その名の通り、透き通るような白く美しい姿が特徴で、甘みと旨味が強いことが魅力です。

富山湾は、日本海側の中央に位置し、若狭湾に次いで大きな湾です。また、太平洋側の駿河湾や相模湾とならび日本でもっとも深い湾のひとつです。大陸棚が狭く、深い海が海岸の近くまで迫っていることが大きな特徴です。また「藍瓶(あいがめ)」と呼ばれる16もの海底谷があり、そこは良い漁場となっています。能登半島で囲まれ北東方向に口を開けたような形状は日本海の「天然の生簀」とも呼ばれています。

白えびは、この海域の深海に生息し、春から夏にかけて漁獲されます。また鮮度が命のため、生で食べるのが一番おいしいと言われています。富山湾の沿岸では、白えびを刺身や寿司、天ぷらにして提供するお店が多くあります。また、白えびを加工した商品も豊富で、白えびせんべいや白えびの塩辛など、お土産としても人気があります。

白えびは、富山湾の豊かな自然を象徴する貴重な食材です。富山を訪れた際には、ぜひ味わってみてください。

4-①-2. ガッツリ系ラーメン!富山ブラックラーメンの魅力

そして、忘れてはならないのが「富山ブラックラーメン」。真っ黒なスープの色が特徴で、醤油を煮詰めたタレを鶏がらや鰹節などで取った出汁スープと合わせてあるのが一般的です。

元々、戦後の肉体労働者や若者などの汗をよくかく人たちの塩分補給やお腹を満たす食事として始まったと言われています。

そのため、総じて濃い目の味付けの店が多いようです。また、その味付けが「米に合う」とされていて、ライスと一緒に食べるのも富山流とされています。ガッツリ食べたい人におすすめです。

4-②【石川県】新鮮な海の幸!能登丼の魅力

2024年は石川県能登地方にとって甚大な被害を被る、災難の年となってしまいました。今も復興へ向けて地元の方々の苦労が続いております。

ただ、明けない夜はありません。必ず、以前のように活気のある街を取り戻すことと信じています。その時のためにも、皆さんにぜひ覚えておいていただきたい能登地方のご当地グルメがあります。それが「能登丼」です。

能登産の素材だけで作った「能登丼」
※画像はイメージです。

新鮮な海の幸が満載の「能登丼」は、まさに海の宝石箱と呼ばれるほど色鮮やかで、ボリュームも満点の丼です。

使用される具材は、店や季節によっても異なります。イカ、タコ、甘エビ、ウニなど、10種類以上の魚介が乗っていることも珍しくありませんが、冬にはブリやカニ、夏にはサザエやアワビな度が付か合われることも多いそうです。また、能登地方特産の能登豚や能登牛を使った丼も登場しています。

そのため、高級食材をふんだんに使用した豪華な丼もあれば、リーズナブルな価格で食べられる丼もあります。ご予算に合わせてお好みの丼を探してみてください。

4-③【岐阜県】飛騨牛の魅力

岐阜県の名産「飛騨牛」
※画像はイメージです。

岐阜県は、山々に囲まれた自然豊かな地域です。そんな岐阜県で有名なのが、飛騨牛です。飛騨牛は、黒毛和牛の中でも厳しい基準をクリアした牛だけが名乗ることができる、最高級のブランド牛として知られています。

その基準は、岐阜県内の限られた地域で14か月以上育てられ、黒毛和種で、歩留等級がAまたはB等級で、肉質等級が3等級以上のものです。きめ細やかな霜降り、柔らかくジューシーな肉質、豊かな風味は、まさに絶品です。

飛騨牛は、きめ細かい霜降り肉が特徴です。その味は、柔らかく、ジューシーで、口の中でとろけるような食感です。飛騨牛は、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキなど、様々な料理で楽しむことができます。

特に、飛騨牛のステーキは絶品です。表面をこんがりと焼き上げ、中はレアに仕上げるのがおすすめです。飛騨牛の旨味を存分に味わうことができます。

また、肉寿司も人気です。飛騨牛の握り寿司は、口の中でとろけるような食感と、飛騨牛の旨味が楽しめます。

岐阜県を訪れた際には、ぜひ飛騨牛を味わってみてください。

4-④【愛知県】B級グルメの宝庫

愛知県には、名古屋めしをはじめ、様々なB級グルメがあります。

メジャーな名古屋めしとしては、ひつまぶし、味噌カツ、きしめん、近年では焼きスパゲッティなども有名になっています。

その中でも名古屋めしの中で特に人気なのが、手羽先ではないでしょうか。手羽先は、甘辛いタレを塗ってカリッと揚げたもので、名古屋の居酒屋では定番のメニューです。

4-④-1. 愛知名物手羽先の定番居酒屋メニュー

愛知県名物「手羽先」
※画像はイメージです。

愛知県のB級グルメ「手羽先」。鶏の羽先を使用した、パリパリの皮とジューシーな肉質が特徴で、地元の人々はもちろん、観光客にも人気のメニューとなっています。

手羽先の味付けには、甘辛いたれが絡められており、ビールとの相性も抜群。居酒屋の定番メニューとして、多くの人が親しんでいます。

名古屋の手羽先は、もともと昭和30年代に誕生したと言われています。当時はまだ珍しかった鶏の唐揚げを、より食べやすくするために考案されたのが始まりだとか。

今では、名古屋を中心に全国各地で食べられるようになった手羽先は、名古屋を代表するソウルフードとして愛されています。

様々なお店で様々な味の手羽先が提供されているので、ぜひ自分好みの手羽先を探してみてはいかがでしょうか。

5. 【近畿・中国地方】

近畿・中国地方は、日本海と瀬戸内海に面した地域で、歴史と文化が豊かです。食文化も多様で、各府県に名物グルメが数多くあります。

ここでは、各府県の代表的な名物グルメの一部をご紹介します。 近畿・中国地方へ旅行する際の参考にしてみてください。

5-①【京都府】京都と言えば『おばんざい』

京都の食文化を代表する「おばんざい」。暮らしに息づく家庭料理であり、京野菜や季節の素材を活かした、体に優しい料理です。

おばんざいは、京都府の公式サイトによると以下のように紹介されています。

<以下、引用>

「おばんざい」とは「お番菜」と書きます。番は番茶等に使われているように、常のものを表し、常の惣菜=常のおかずという意味になります。京都の町衆の食は質素なものであり、季節の野菜をたっぷりと煮炊きして、食卓を満たしました。京野菜が煮炊きすることによって真髄を発揮する所以でもあります。

<引用終了>

おばんざいの魅力は、何と言ってもその種類にあります。京野菜を使った煮物や炒め物、お漬物など、実に多種様です。季節ごとに異なる食材が用いられ、四季折々の味を堪能することができます。また、おばんざいは保存食としての役割も果たしており、日持ちする料理が多く、忙しい主婦に重宝されていました。

おばんざいは、京都の家庭で毎日作られる日常的な料理ですが、その素朴な味わいは、訪れた人々を魅了します。京都の風情を感じながら、おばんざいをつまみ、お酒を楽しむ。そんな体験は、旅の思い出にきっと残ることでしょう。

京都を訪れた際には、ぜひおばんざいを味わってみてください。家庭的な温かさと、季節の移ろいを感じることができるでしょう。

5-②【大阪府】「粉もん天国」大阪

大阪は、お好み焼きたこ焼きなど、数多くの粉もん料理が楽しめる街として知られています。地元の人たちにとっても粉もんはソウルフードであり、様々なお店がしのぎを削っています。

大阪名物「たこ焼き」
※画像はイメージです。

魅力の一つは、アツアツの食感です。鉄板の上で焼かれたたこ焼きやお好み焼きは、外はカリッと、中はふわっとした食感がたまりません。ソースやマヨネーズ、青のりなどのトッピングも豊富で、自分好みの味にカスタマイズできます。

アツアツのたこ焼きは、外はカリッと中はトロトロの食感がたまりません。ダシのきいた生地と、プリプリのタコ、青のりが絶妙なハーモニーを奏で、ソース、マヨネーズ、かつお節などのトッピングとの相性も抜群です。大阪には数えきれないほどのたこ焼き店があり、それぞれ独自のレシピやこだわりを持っています。

お好み焼きも、大阪の食文化を代表する料理です。生地にキャベツや豚肉、イカなどの具材を混ぜ込んで焼き上げ、お好みでソース、マヨネーズ、青のりをかけていただきます。ふわふわの生地とシャキシャキの野菜の食感、ジューシーな肉や魚介類の旨味が口いっぱいに広がります。お好み焼きも、たこ焼き同様、お店によって個性豊かな味わいが楽しめます。

大阪のたこ焼きとお好み焼きは、その美味しさだけでなく、気軽に食べられる点も魅力です。屋台や立ち食い店が多く、小腹を満たしたり、友達とワイワイ楽しんだりするのにぴったり。大阪観光の際は、ぜひアツアツの粉もんを味わってみてください。

5-③【兵庫県】「関西の牛肉王国」兵庫、姫路おでんも魅力的

ブランド牛の宝庫として名高い兵庫県には、但馬牛、神戸牛、三田牛など、肉好きを魅了するブランド牛が揃っています。

また、生姜醤油で食べる姫路おでん*も忘れてはいけません。あっさりとした味わいは、地酒との相性も抜群。兵庫県ならではのグルメを満喫してみてはいかがでしょうか。

5-③-1. 但馬牛に神戸牛、三田牛などブランド牛の宝庫

但馬牛、神戸牛、三田牛など、全国的に有名なブランド牛が数多く存在する兵庫県は、知る人ぞ知る「関西の牛肉王国」と呼ばれています。県内には、それぞれのブランド牛の特徴を活かした様々な料理を楽しむことができ、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶなど定番の食べ方はもちろん、ローストビーフや牛カツなどの料理も人気です。

兵庫県を訪れた際には、これらのブランド牛を食さないなんて、もったいない!きっと、忘れられない食体験になるはずです。

5-③-2. 地酒との相性抜群!生姜醤油で食べる姫路おでん

また兵庫県では、姫路おでんも有名です。姫路おでんは、生姜醤油で食べるのが特徴で、地酒との相性も抜群です。他のおでんに比べてあっさりとした味わいで、いくらでも食べられます。姫路市には「姫路おでん協同組合」があり、同料理をご当地グルメとして普及させる活動をされています。同組合によれば、「姫路市内には関東煮(かんとうだき)と呼ばれる濃く甘い味付けのおでんと、専門店で提供される薄味のおでんの2種類が存在しますが、生姜醤油で食べるおでんはすべて
『姫路おでん』です」とのこと。

兵庫県には、他にも美味しいものがたくさんあります。ぜひ、ご当地グルメ食べ歩き旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

*「姫路おでん」は地域団体商標です。詳しくは、姫路おでん協同組合の公式サイト(https://himejioden.jp/)をご参照ください。

また、当社が運営している宿紹介ポータルサイト“お宿ねっと”でも、ご当地グルメが楽しめる宿をご紹介しております。是非そちらもご参考にしてください。

絶品グルメを味わいたい|お宿ねっと
地産地消にこだわったご当地グルメを味わえる宿 by “お宿ねっと”

当社が運営するホテルの中には、お風呂自慢の宿が多数あります。それらは、当社運営のポータルサイト“お宿ねっと”でたっぷりご紹介しております。こちらも、是非ご参考にしてみてください。

5-④【和歌山県】和歌山ラーメンの魅力に迫る

現在主流と言われている和歌山ラーメンは、長時間炊いた豚骨スープに醤油だれを組み合わせた濃厚なスープと、中細ストレート麺、そしてチャーシュー、メンマ、ネギにかまぼこと、たっぷりの具材を組み合わせた、シンプルながら奥深い味わいのラーメンです。近年では、そのバリエーションの豊かさにも注目が集まっており、スープの濃さ、麺の太さ、具材の組み合わせなど、お店ごとに個性があり、自分好みの味を見つけることができます。

また、和歌山ラーメンを提供している店では、ゆで卵や巻き寿司、早なれ寿司(鯖のバッテラ寿司)を食べながら待つという和歌山の食文化も特徴の一つとなっています。

もし和歌山を訪れる機会があれば、ぜひ和歌山ラーメンを味わってみてください。きっと、その多様なスタイルと魅力に驚くことでしょう。

5-⑤【広島県】名産の牡蠣や広島風お好み焼きの魅力

さて、続いては広島県です。広島といえば牡蠣と広島風お好み焼き、どちらも広島旅行でぜひ味わいたいグルメです。こちらをご紹介いたします。

5-⑤-1. いわずと知れた広島産の牡蠣料理

広島県の特産物「牡蠣」
※画像はイメージです。

広島グルメといって、まず、誰もが思い浮かべるのが牡蠣でしょう。瀬戸内海の恵まれた環境で育った広島の牡蠣は、ぷりぷりとした食感と濃厚な旨味が特徴です。

広島の牡蠣料理は、生牡蠣はもちろん、牡蠣フライ、牡蠣鍋、牡蠣お好み焼きなど、様々なバリエーションがあります。中でも、広島風お好み焼きに牡蠣が入った「カキオコ」は、地元でも大人気。牡蠣の旨味とお好み焼きの甘辛ソースが絶妙にマッチします。

もちろん、旬の季節になれば広島市内の多くの店で新鮮な牡蠣を味わえます。中には、テラス席で海を見ながら、焼きたての牡蠣を堪能することができるところもあります。

広島の牡蠣は、秋から冬にかけて旬を迎えます。この機会にぜひ、広島へ足を運んで、新鮮な牡蠣料理を味わってみてください。

5-⑤-2. 野菜満載!広島県の広島風お好み焼きの魅力

ボリューム満点の「広島風お好み焼き」
※画像はイメージです。

もう一つの広島県名物と言えば、広島風お好み焼きが有名です。広島風お好み焼きは、麺が入っているのが特徴です。キャベツやもやしなどの野菜がたっぷり入っているため、ボリューム満点です。また、お好みソースやマヨネーズなどのトッピングも豊富で、自分好みの味にカスタマイズすることができます。

広島風お好み焼きは、広島県民にとってソウルフード的な存在です。広島市内には多くの広島風お好み焼き店があり、地元の人々や観光客で賑わっています。

鉄板からアツアツで食べる、絶品「広島風お好み焼き」
※画像はイメージです。

広島風お好み焼きの作り方は、鉄板の上で焼きます。まず、小麦粉や卵、水などを混ぜ合わせた生地を鉄板に広げます。その上に、キャベツやもやしなどの野菜、そして麺を乗せます。最後に、お好みソースやマヨネーズなどをトッピングして完成です。目の前の鉄板で焼いて提供されるスタイルは、その鮮やかな手さばきと調理中の香りも絶妙な調味料となって、料理の味を引き立ててくれます。

表面がパリッとしていて、中がふわふわ。野菜の甘みと麺の食感が絶妙にマッチした広島風お好み焼きは、広島ならではのソウルフードです。

広島市内には、多くの広島風お好み焼き店があります。広島を訪れた際には、ぜひ味わってみてください。

5-⑥【山口県】下関ふくの魅力

下関ふくの「ふく刺し」
※画像はイメージです。

フグの最高級ブランドとして名高い「下関ふく」。地元では「フグ=ふく」と呼んでいます。その歴史は古く、昔からふくを食する文化がありましたが、1888年(明治21年)の伊藤博文の働きかけによるふぐ食禁止令解禁によって、下関はふくとともに全国区になりました。

フグには天然物と養殖物の両方がありますが、特に天然物は希少価値が高く、その味は絶品です。 そんな下関のふく料理をご紹介します。

5-⑥-1. 多彩なふく料理!

下関の「ふく刺し」
※画像はイメージです。

古くからふくの名産地として知られている下関では、様々なふく料理を楽しむことができます。

まずはふく刺し。薄くスライスしたふくをポン酢やもみじおろしで食べる定番メニューです。ふくの身はコリコリとした食感と淡白な味わいを楽しめます。

下関ふくの鍋「ふくちり」
※画像はイメージです。

ふくちりは、ふくのあらと昆布などで取った出汁に、豆腐、白菜、長ネギなどの野菜とふくの身を一緒に煮込んだ鍋料理です。ふくの旨味が溶け出した出汁も絶品です。

ふく唐揚げは、ふくの切り身を唐揚げにした一品。衣はサクサク、身はふっくらとしていて、香ばしい香りが食欲をそそります。

下関の「ふくのから揚げ」
※画像はイメージです。

ふく雑炊は、ふくちりの残った出汁にご飯と卵を加えてひと煮立ちさせた、締めの料理です。ふくの旨味がたっぷり染み込んだご飯は絶品です。

ふくひれ酒は、ふくのひれを焼いて日本酒に浸したお酒です。ふくひれの香ばしい香りや旨味が溶け出したお酒は、寒い冬に体の芯から温まります。

下関では他にも、ふくの白子や皮、卵巣などを使った様々なふく料理を楽しむことができます。ふくは高価な食材ですが、下関を訪れた際にはぜひ本場のふく料理を味わってみてください。

6. 【四国地方】

四国地方は、徳島県、香川県、愛媛県、高知県の4つの県で構成されています。 ここでは、各県の代表的なご当地グルメをご紹介します。

6-①【徳島県】徳島ラーメンの魅力

徳島県のご当地グルメでご紹介するのは、徳島ラーメンです。やっと最近、「全国のご当地グルメ」の中でもその名が知られてきましたが、まだご存じない方もいらっしゃるかもしれません。元々、戦後の頃に始まったと言われている徳島ラーメンは、その歴史の中で土地ごとに紆余曲折があり、今のスタイルが確立されたと言われています。

徳島県のご当地グルメ「徳島ラーメン」
※画像はイメージです。

このラーメンの特徴は何といってもそのスープにあります。豚骨を長時間煮込んだ濃厚なスープに、特製の醤油ダレを合わせたものなのですが、そのタレに使用している醤油が、土地によって薄口醬油や白醤油、あるいは豚骨スープの強い白濁したスープなどがあり、地元では「白、茶、黄色系」と呼ばれて分類されています。

また、そこに醤油や砂糖などと甘辛く煮付けられた豚バラ肉が乗せられることで、コクと旨味がさらに増し、独特の風味を作り出しています。

そして、徳島ラーメンには生卵がトッピングされています。卵黄がスープに溶け込むことで、まろやかさが加わり、よりまろやかな味わいを楽しむことができます。

この、濃厚なスープと甘辛い豚肉、生卵の組み合わせが絶妙で、一度食べるとやみつきになる味わい。さらに地元の人たちは、ライスと一緒に食べるそうです。ご飯のおかずにもなる「徳島ラーメン」は、全国から多くのファンが訪れる人気のご当地グルメです。

6-②【香川県】讃岐うどんの魅力

次は香川県です。香川県は、瀬戸内海に面した温暖な気候と豊かな水資源に恵まれた県です。その香川県を代表する名物が「讃岐うどん」です。讃岐うどんは、コシの強さと喉越しの良さが特徴で、全国的にも有名なグルメの一つとなっています。

6-②-1. シコシコ食感!弘法大師が伝承した?香川名物「讃岐うどん」

讃岐うどんの魅力は、なんといってもそのコシの強さにあります。讃岐うどんは、小麦粉、塩、水のみで作るシンプルな麺ですが、熟練の職人がしっかりとこねることで、強いコシが生まれます。このコシの強さのおかげで、讃岐うどんは噛み応えを楽しめる麺となっています。その歴史は古く、平安時代に弘法大師空海が伝承したと言われています。当時から、瀬戸内海の温暖な気候と塩水の使用が、独特の風味と歯ごたえを生み出したと言われています。今では、県民にとってなくてはならないソウルフードとなっています。

讃岐うどんは、かけうどんやざるうどんといったシンプルな食べ方から、温玉ぶっかけうどんや釜玉うどんといったアレンジメニューまで、様々なバリエーションがあります。また、天ぷらやいなり寿司などのトッピングも定番。香川県には、数多くのうどん屋があり、地元の人々は、毎日でも飽きずに讃岐うどんを食しています。

皆さんも香川県を訪れた際には、ぜひ本場の讃岐うどんを味わってみてください。

6-③【愛媛県】宇和島鯛めしの魅力

愛媛県宇和島市の名物料理「宇和島鯛めし」
※画像はイメージです。

宇和島鯛めしは、愛媛県宇和島市の名物料理です。新鮮な鯛を刺身にして特製のタレに漬け込み、酢飯の上に盛りつけたものです。

宇和島鯛めしの歴史は古く、江戸時代にはすでに食べられていたと言われています。宇和島は古くから鯛の漁が盛んで、新鮮な鯛が手に入りやすかったことが宇和島鯛めしが生まれた理由の一つです。

宇和島鯛めしの特徴は、なんといってもそのおいしさです。新鮮な鯛の刺身はぷりぷりとした歯ごたえがあり、特製のタレとの相性も抜群です。

宇和島鯛めしは、宇和島市内の多くの飲食店で食べることができます。宇和島市を訪れた際には、ぜひ一度宇和島鯛めしを味わってみてください。

6-④【高知県】かつおの魅力

高知県は、日本有数のカツオの産地として知られています。全国的に有名な「一本釣り」で、年間を通してカツオが水揚げされている高知では、漁獲量こそ全国一位ではないものの、年間消費量は全国一位。新鮮なカツオを使った料理が県内各地で味わえます。

高知のかつおの魅力は、何と言ってもその鮮度です。カツオは鮮度が落ちやすいため、産地で食べるのが一番おいしいと言われています。高知県では、カツオを水揚げしたその日に出荷するなど、鮮度にこだわったカツオ料理を提供している店が多くあります。

高知県ならではの「藁焼きカツオ」
※画像はイメージです。

高知のかつお料理には、様々な種類がありますが、やはり定番は「カツオのたたき」でしょう。それも藁で炙った「藁焼きカツオ」。一見、調理法は単純に見えますが、実は藁の選び方から焼き加減まで細部にわたって職人技が詰まった逸品です。

カツオのたたきは、青ネギやおろしショウガ、ニンニクなどの薬味と一緒にポン酢や醤油をつけて食するのが一般的だと思いますが、地元では塩だけで食する「カツオの塩タタキ」が、高知県民のソウルフードとして親しまれています。また、カツオの刺身も有名です。これは「カツオが新鮮」だから美味しくいただける食べ方と言えます。

この他、身を包丁で叩いてつくった「なめろう」や、心臓や胃袋などを塩漬けにした珍味なども地元では親しまれています。

高知県のかつお料理は、新鮮なかつおの旨味を最大限に引き出したものばかりです。ぜひ一度、本場の味を堪能してみてください。

7. 【九州・沖縄地方】

最後にご紹介するのは、九州・沖縄地方です。温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの地域では、食文化もバラエティに富み、日本全国から多くの観光客が訪れます。

ぜひ、皆さんも旅行の参考にしてください。

7-①【福岡県】博多を中心に人気グルメが豊富

福岡市は、福岡県の県庁所在地であり、文化の中心地です。また、日本海に面した港町のため、古くから交易も盛んで、独自の食文化が育まれてきました。

その中でも博多は、グルメタウンとして全国的に有名です。豚骨ラーメン、もつ鍋、水炊きなど、美味しい料理が数多くあります。

7-①-1. 白濁スープの水炊きやもつ鍋の魅力

博多名物「鶏肉の水炊き」
※画像はイメージです。

日本有数のグルメタウンとして知られている博多は、伝統的な郷土料理から最新のトレンドグルメまで、さまざまな料理を楽しむことができます。その中でも、今回ご紹介したいのが、白濁スープの水炊きと、もつ鍋です。

水炊きは、鶏肉と野菜を白濁スープで煮込んだ、博多を代表する冬の風物詩です。スープは、鶏ガラや野菜を長時間煮込むことで、白濁した濃厚な旨味を引き出したものが使われます。鶏肉は、もっちりとした食感とジューシーな味わいを楽しむことができます。

水炊きの魅力は、何と言ってもスープにあります。白濁したスープは、コラーゲンがたっぷり含まれており、美容にも良いと言われています。また、鶏肉の旨味が溶け出すことで、深いコクとまろやかさを感じることができます。

もつ鍋は、牛や豚の内臓を醤油や味噌ベースのスープで煮込んだ、博多のソウルフードです。もつは、臭みがなくプリプリとした食感を楽しむことができます。スープは、各店ごとにこだわりがあり、さまざまな味を楽しむことができます。

もつ鍋の魅力は、何と言っても「もつ」の旨味にあります。もつは、コラーゲンや鉄分が豊富で、栄養価の高い食材です。また、スープの旨味が染み込んだ「もつ」は、一口食べるたびに幸せな気持ちになります。

白濁スープの水炊きともつ鍋は、福岡県を代表するグルメです。どちらも、一度食べたら忘れられないほどの美味しさです。他にも、同様に豚骨を白濁するまで煮込んだ博多ラーメンや、辛子明太子、とりかわ焼きなど美味しいグルメがたくさんあります。福岡県へ訪れた際には、ぜひ味わってみてください。

7-②【長崎県】長崎県のB級グルメで地元体験

長崎県は海の幸が豊富で、美味しいB級グルメがたくさんあります。ここでは、長崎で地元の人々に愛されているB級グルメを紹介します。

7-②-1. ちゃんぽんに佐世保バーガー、豊富なB級グルメ

長崎県は、数多くのB級グルメが楽しめる場所です。地元の人々から愛されるこれらの料理は、長崎の食文化を体験するのに最適です。

まずは、長崎県を代表するB級グルメの一つ、長崎ちゃんぽんです。豚骨ベースのスープに、野菜、豚肉、魚介類などをのせた麺料理です。長崎へ移住してきた中国人が作った料理が起源と言われています。野菜がたっぷり入っていて、栄養価も高く、ボリューム満点です。それと同時に、細麺の中華麺をカリッと揚げて、上に同様の具材が入った餡がかかった皿うどんも人気です。

長崎県佐世保市発祥B級グルメ「佐世保バーガー」
※画像はイメージです。

次に紹介するのは佐世保バーガーです。長崎県佐世保市発祥のハンバーガーで、戦後、アメリカ軍基地の近くで生まれたとされています。大きなパティとたっぷりの野菜が特徴です。佐世保市内には多くのバーガーショップがあり、それぞれ個性的な味が楽しめます。

他にも、長崎県にはトルコライス、長崎カステラなど、さまざまなB級グルメがあります。地元の人々が愛するこれらの料理を味わうことで、長崎の食文化をより深く知ることができます。

ぜひ長崎を訪れて、これらのB級グルメを味わってみてください。

7-③【熊本県】馬肉生産量一位の熊本県

熊本県は、九州地方の西に位置しています。熊本城や阿蘇山など有名な観光スポットがあり、緑豊かな自然も魅力の県です。

その熊本県は、馬肉生産量が日本一で、良質な馬肉が生産されています。中でも、馬刺し用の馬は専用の牧場で育てられ、ストレスを与えない環境で飼育されています。

この地では、古くから馬肉が食されており、独自の文化と伝統が育まれてきました。馬肉は、他の畜産肉と比較して栄養価が高く、コレステロールを下げる効果が期待される栄養素も多く含まれているといわれています。また、馬肉の脂には健康に良いとされている不飽和脂肪酸も多く含まれており、馬肉の赤身に関しては脂肪分が少なく低カロリーです。その他にも、鉄分やカルシウム、良質なたんぱく質も豊富に含まれています。 そこでここでは、熊本を代表する馬肉グルメをご紹介したいと思います。

7-③-1. 上品な味!熊本県の馬刺しの魅力

熊本名物「馬刺し」
※画像はイメージです。

熊本県の馬刺しの特徴は、なんといってもその新鮮さです。県内には多くの牧場があり、良質な馬を育てています。と畜から加工まで一貫して行うことで、鮮度抜群の馬肉を提供しています。

馬刺しは、部位によって様々な食感や味を楽しむことができます。赤身はさっぱりとした味わいで、霜降りは脂がのっていてジューシー。タテガミやコウネなどの希少部位も人気です。この種類の豊富さも、今まで愛され続けてきた理由の一つです。また、馬刺しのタレも様々な種類があり、醤油やごま油、ニンニクなど、お好みで選ぶことができます。また、馬刺し寿司や馬刺し丼など、様々なアレンジ料理も人気です。

熊本を訪れたら、ぜひ本場の馬刺しを味わってみてください。きっと忘れられない体験になるはずです。

7-④【大分県】関あじ・関さば、海の幸の魅力

大分県は、山々に囲まれながらも、豊富な海の幸に恵まれた土地です。その中でも、特に全国的に有名なのが関あじ・関さば関あじはマアジ、関さばはマサバのことで、どちらも大分県北部の、瀬戸内海と太平洋が合流する豊後水道で、大分県漁協佐賀関支店の漁師が一本釣りしたもののみが名乗ることができます。

元々、豊後水道は潮の流れが速く、熟練した漁師さえも命がけを強いられると言われています。また、海底の起伏が複雑なため網を使った漁が難しかったことから、一本釣りによる漁を行うようになったそうです。

その海域の特性から、豊後水道には身の引き締まった魚が多く、またこの潮流によって餌となる豊富なプランクトンがもたらされることで、脂ののりもよくなるといわれています。

関あじ・関さばを使った海鮮丼
※画像はイメージです。

関あじと関さばは、お刺身で食べるのが最もポピュラーで、一番美味しいとされています。コリコリとした食感と、適度な脂が口の中でとろけ、まさに絶品です。もちろん、鮮度が良い地元ならではの味わいです。また、お寿司や海鮮丼、カルパッチョなど、生で食べる料理でもその美味しさを楽しむことができます。もちろん、生食以外にも焼き魚やフライ、一夜干しなどの料理でも、存分に関あじと関さばの味わいを楽しむことができます。

ちなみに、「関あじ:春から夏」「関さば:秋から冬」にかけてが旬です。その時期に合わせて大分県を旅行されてみてはいかがでしょうか。

7-⑤【沖縄県】豚肉文化『沖縄』の魅力

さて、ここまでいくつもの「ご当地グルメ」をご紹介してきましたが、最後にご紹介する地方は、沖縄県です。

沖縄のご当地グルメを語る上で外せないのは、何といっても『豚』です。沖縄県には、その歴史的な背景から琉球王朝時代に中国の影響を受けて伝わったとされる「琉球料理」と、第二次世界大戦後にアメリカ軍の影響で広まったとされる「沖縄料理」があります。その両方に共通している食材が『豚』です。

沖縄県の琉球料理は「豚に始まり豚に終わる」と言われ、肉はもちろんのこと、内臓や顔、耳、血までも使いこなすことで知られています。

沖縄県琉球料理の定番「ラフテー」
※画像はイメージです。

その豚肉料理の中でも特に有名なのが「ラフテー」ラフテーは、皮付きの三枚肉を砂糖、醬油、泡盛でトロトロになるまで煮込んだ料理です。中国料理のトンポーローが起源とも言われています。

このラフテーと良く間違われるのが、同じく沖縄郷土料理としてメジャーな「ソーキそば」で使用されている「ソーキ」です。

ソーキとは、豚肉のスペアリブをじっくり煮込んだもので、硬いあばら骨が付いたままのものを「本ソーキ」、骨まで柔らかいものを「軟骨ソーキ」と呼ばれています。そのソーキを沖縄そばにトッピングしたものが、ソーキそばです。使われるソーキは店によって異なりますが、旨味たっぷりのスープに浸かり、コシのある麺と絡み合う、いずれも沖縄ならではのソウルフードです。

沖縄料理の代表食「ソーキそば」
※画像はイメージです。

ソーキそば最大の魅力は、何といってもその豊かな風味です。ソーキの旨味が溶け込んだスープは、コクがありながらもあっさりとした味わいで、沖縄の気候にぴったり。麺は、小麦粉と卵で打った中太ストレート麺が主流で、ツルツルとした喉越しが特徴です。同じ小麦粉から作られたうどんとは異なり、どちらかというと中華麺に近い味わいです。沖縄の調味料であるコーレーグース(島唐辛子を泡盛に付け込んだ調味料)を加えれば、ピリッとした辛さがアクセントになります。

さらに沖縄県には、第二次世界大戦後にアメリカの影響を強く受けて広まった「沖縄料理」というものがあります。その代表的な豚肉食材と言えば、「スパム」というポークランチョンミートの缶詰が有名です。スパムは、代表的な沖縄料理の「チャンプルー」やお米と一緒に握った「スパムおにぎり」など、幅広く使われています。

また、「タコライス」も代表的な沖縄料理の一つと呼んでも良いのではないでしょうか。元々、体の大きなアメリカ軍兵士に「安くてボリュームのある料理」を提供したいという思いから作られたといわれている料理です。メキシコ料理の「タコス」をヒントに、ひき肉やチーズ、トマト、レタスなどをご飯にのせて、サルサソースでスパイシーに仕上げたもの。今では、沖縄県民のソウルフードとして全国に広まっています。

沖縄県には、その歴史と風土からくる独特の食文化があります。それを体感することも、沖縄を訪れる人々にとって、大きな魅力になるのでしょう。

8. まとめ

日本各地には、地元で愛され続ける伝統的なご当地グルメが数多く存在します。この記事では、そんなご当地グルメの名産地を巡り、食べ歩き旅の魅力をご紹介してきました。

もちろん、全てをご紹介することはできませんでしたが、少しでもグルメ旅の魅力を感じていただけたら嬉しいです。

旅先で地元のグルメを味わうことで、その土地の文化や魅力をより深く体感することができます。ぜひ、この食べ歩き旅で日本各地を巡ってみてください。

また、当社が運営している宿紹介ポータルサイト“お宿ねっと”でも、ご当地グルメが楽しめる宿をご紹介しております。是非そちらもご参考にしてください。

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