当社が経営する宿泊施設「里山の休日 京都・烟河(京都府亀岡市)」では、未来のためにできる持続可能な活動として2024年から2つの活動を本格始動させています。今回はその概要をご紹介いたします。
≪目 次≫
自家農園で「農福連携」と「地産地消」を推進!
当施設は約5,000㎡の自家農園「けぶりかわ農園」を敷地内に保有し、運営しています。その環境を活かして「農福連携」と「地産地消」を積極的に推進しています。
①農福連携
けぶりかわ農園では一年を通じてたくさんの種類の野菜を栽培しています。しかも専任のスタッフが、毎日真心を込めて育てています。その専任スタッフの中には障がいを持っている人も複数おりますが、健常者スタッフと一緒に協力しながら毎日作業にあたってくれています。この活動は、農業を通じて障がい者の自信や生きがいを創出し、社会参画を促すことを目標にしています。社会包摂と共同作業の重要性が社内外に伝えていきたいと考えています。
②地産地消
けぶりかわ農園では、収穫された新鮮な野菜や農産物を宿泊者の食事の食材として活用している他、収穫作業を“体験イベント”としても活用しています。それにより、地域の食材をより良く知ってもらい、それを直接提供することで地産地消の理念をより深く認識してもらえればと考えています。
産官学共同プロジェクト『めぐる:わ プロジェクト』
2024年2月に当施設は、亀岡市そして京都府立農芸高等学校の3者による「かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定」を締結しました。これは、コンポストを通じてお客さまや亀岡市にSDGsの「環(わ)」を広げ、資源の循環や花と緑を広げていこうという、産官学共同プロジェクトです。
その名も『めぐる:わ プロジェクト MEGURU:WA Project』。3者それぞれが役割を担い、資源も人も繋がりを広げていこうという取り組みです。
農芸高校の皆さんとは、以前から一緒にいろいろな活動をしてきました。例えば、当施設内の花壇の植え替えやレストラン横の造園のお手伝いをしていただいたり、また生徒さんたちが育てた野菜の直売会を開いたりなど、2017年頃から様々なアクションを起こしてきました。その中で今回は、農芸高校草花コースの生徒さんたちが2021年度から取り組んできた「生ごみ分解実験」をさらに進化させ、家庭でもコンポストを置けるように「臭いと虫の発生を抑えながら発酵させる実証実験」に協力させていただくことになりました。
≪各々の役割≫
- 農芸高校:コンポストの取り組み全般、及びその研究。コンポスターの製作。
- 亀岡市:コンポスターの資材提供(市内のゴミ処理で出た廃材を活用)、取り組みの広報活動。
- 京都・烟河:コンポストの設置及び運営オペレーション。お客様へのPR。
まとめ
『めぐる:わ プロジェクト』では、当施設のキッチンで出た野菜くずなどの生ごみを堆肥化し、エントランス横のガーデン「輪来~Link~」や「けぶりかわ農園」で活用し、花やハーブ、野菜を育てることに役立てます。そして育った花はお客様を和ませることに一役買い、ハーブや野菜は食事の食材へと循環していきます。
まだ走り始めたばかりの取り組みですが、今後、少しずつ結果が形になって現れてくるはずです。その状況は随時本サイト内、もしくは施設公式サイトにてご報告していきます。
どうぞご期待ください。
【施設公式サイト】
里山の休日 京都・烟河 https://www.kyoto-keburikawa.jp/